馬頭観世音菩薩

真 言  

オン アミリトゥ ドハバ ウンハッタ ソワカ


現在日本最大の馬頭観音尊像。右の手に魔を払う利剣、左手に祈念の念珠等をもった四面八臂のお姿で、高さ実に6米(2丈)作者は、重要無形文化財匠・第28世 大谷相模椽隆義師である。

開眼以来、数々の競馬・乗馬関係者やファン、動物愛護者、全国各地の信徒より厚く信仰される。

【動物愛護】

動物の守護仏。馬頭観世音菩薩は、畜生道(動物の世界)をつかさどる仏さま。動物の健康長寿、また大切なペット(亡くなったペットも)を守護してくれる。

 

【馬に関する祈願・供養】

馬頭観世音菩薩の名から分かるよう、頭上に馬の顔が見られる。古来日本では、馬の健康・安全の祈願や亡くなった愛馬の供養のために、馬頭観世音菩薩が信仰されてきた。

 

【交通安全】

古来、交通手段として馬が活躍していました。道中には、馬頭観音菩薩の石碑が建てられて馬の無事を願った。馬頭観音菩薩は人々の交通を守る仏さまでもあります。

 


毘沙門天

真 言

オン ベイシラマナヤ ソワカ


妙光院のご本尊。武神であり福德の仏。天武天皇の勅願により、文武天皇が鎮国護法の為に勧請奉安された。秘仏であり、ご開帳は1月1日~3日の年に1度。

【勝負事】

武神であり、勝負事の仏さま。四天王の中で、もっとも強い仏とされている。古くは、多くの戦国武将が信仰。上杉謙信が毘沙門天を厚く信仰していたのは有名である。

 

【厄除け】

仏教を守護する四天王の一仏。北の方角を守る仏さま。煩悩や魔、災いや厄から守るといわれている。

 

【開運】

悪を退散させる力で追い払う。また、財宝神の性格を併せ持っていたことから、七福神の一柱でもある。毘沙門天を信仰すると十種類の福を得られる。

 


大聖歓喜天

真 言

オン キリギャクウン ソワカ


通称:聖天さんと親しまれる仏。「弘法大師作の聖天」と伝承されている。元々は、久邇宮朝彦親王殿下のご念持仏。明治4年、御還俗の際にお堂と共に譲り渡された。先々代住職、圓照大僧正が奉戴して現在の地に移す。聖天尊は、秘仏中の秘仏の為、その御姿を拝見することはできない。

【商売繁盛】

聖天尊のシンボルマークでもある『巾着袋』が表わすように、金運を呼び込むと伝えられている。聖天尊の原型は、インドの神様ガネーシャ。インドでもガネーシャは商売繁盛の神様として信仰されている。

 

あらゆる願い事】

熱心な信仰をおこなうと、他の神仏ではなし得ない無理な願いを聞いてくれると言われている強力な仏さま。ただそれには、願主のたしかなる信心が必要不可欠である。

 

良縁・夫婦和合・子授け】

聖天尊のシンボルマークの一つが『二股の大根』。二股が根元で引っ付くように、良縁を成就させると言われている。